[ソウル=ヘルスコリアニュース] コロナ19ワクチンを3次まで接種すれば、「オミクロン変異(Omicron variant)」に感染しても、その危険性は季節型インフルエンザ水準にまで下がることが分かった。
28日に政府が発表した「予防接種の有無によるオミクロンの致命率分析結果」によると、3回目の接種完了時のオミクロン変異に対する重症·死亡予防効果は非常に高いことが分かった。 オミクロン変異の年齢標準化致命率は0.18~0.21%で、デルタ変異(0.7%)に比べ1/4の水準であり、予防接種を受けるとさらに低くなると分析された。
一方、未接種の場合、オミクロンの致命率は0.5%で季節型インフルエンザの5~7倍に達し、3次接種を完了した場合は0.08%に減少した。 これは季節型インフルエンザの致命率である0.05-0.1%と似た水準だ。
特に、60歳以上の年齢群で3次接種者のオミクロン致命率は0.5%に過ぎなかったが、未接種時のオミクロン致命率5.39%と高かった。 これは未接種者の致命率が3次接種完了者に比べて10倍以上高いものだ。
これを受け、政府は2月14日(月)から18歳以上の成人未接種者を対象にノババックス(Novavax)が開発した「ニューバックソビド(Nubaxovid)」の接種を進めている。
ニューバックソビド」は遺伝子組換えたんぱく質方式のワクチンで、コロナ19パンデミック(大流行)局面で新たに登場したファイザー社とモダーナ社のmRNA(メッセンジャーリボ核酸)ワクチンとは違い、安全性が立証された。 B型肝炎ワクチンや子宮頸がんワクチンなどがこの方式で開発され、長期間接種が行われてきた。
コロナ19予防接種対応推進団は「組換えたんぱく質ワクチンは韓国国民にとって接種経験が豊富なワクチンだけに、未接種の国民がより積極的に接種に参加するきっかけになるだろう」と期待を示した。
27日(日)0時基準のノババックスワクチンの累積接種者数は、計6万261人であり、1回目4万3444人、2回目2876人、3回目1万3941人である。 特に、2月14日(月)から2月26日(土)まで18歳以上の成人1次接種者6万9000人中62.5%の4万3000人がノババックスワクチンで1次接種を完了した。
政府は現在、事前予約ホームページ(http://ncvr.kdca.go.kr)などを通じて、ノババックスワクチン接種に対する予約を受け付けている。 事前予約完了者は3月7日(月)から接種が可能である。 2次接種日は1次接種日から3週以後に自動予約される。