【ソウル=ヘルスコリアニュース】 保健福祉部と健康保険審査評価院が今日(8月30日)から患者のいる家庭に漢方医が直接訪問して診療を行う「一次医療漢方医の訪問診療報酬テスト事業」を実施する。
政府は疾病や負傷などで診療を受ける必要性があるにもかかわらず、身体の不自由で医療機関に来院しにくい患者に十分な医療サービスを提供するため、2019年12月から医科分野で「一次医療訪問診療報酬モデル事業」を推進してきた。
韓方分野に対する今回のテスト事業は、訪問診療を既存の「医科」から「韓方医科」分野に拡大したもので、在家患者の医療選択権を充実に保障し、多様な医療サービスを提供するために行うものだ。
これを受け、身体の不自由な患者はテスト事業に参加した医院に訪問診療を要請でき、患者は全体診療費(報酬)の100分の30を負担すれば済む。
テスト事業参加機関は、漢方医1人当たりの訪問診療費を一週間に15回まで算定でき、同一建物または同一世帯を訪問する場合、訪問診療費の一部だけを算定することができる。 同一建物の場合、訪問診療費の75%、同一世帯は訪問診療費の50%を算定する。
保健福祉部のチェ·ジョンギュン健康保険政策局長は「今回のモデル事業が在家患者に必要な多様な医療需要を満たし、医療接近性を向上するのに役立つことを期待する」とし「モデル事業を運営して現れる改善事項と成果などを総合的に分析·評価し、身体の不自由な患者が自宅でも安心して十分なサービスを享受するのに不便がないように補完していきたい」と述べた。