[ソウル / ヘルスコリアニュース] 韓国人にとって日本はあまり良い国ではない。 しかし、日本に行って直接会うほとんどの日本人は申し訳ないほど親切だ。 外国人に道を聞かれれば自分も忙しいはずだが、目的地まで案内してもらって帰る日本人を容易に見かけることができる。 その長さが1キロに達しても不便だという気配を見せる日本人は一人もいない。 異邦人が不自然な日本語で「ありがとう」と言えば、彼らはより丁寧に「ありがとうございます」と重ねて頭を下げ、むしろ感謝を表す。 韓国が日本の右翼の破廉恥を一般的な日本人にまで拡大してはならない理由だ。
これは製薬会社も同様だ。 韓国には多くの多国籍製薬会社が進出しているが、日本の製薬会社ほど韓国人の情緒に合う企業も珍しい。 単に同じ東洋圏だからではない。 お金にならないことにはあまり目を向けない、もしかしたら徹底的に計算的な多国籍製薬会社が少なくない現実で日系企業が見せる善行はそれ自体で美しい。
代表的なのが社会貢献活動だ。 彼らは自分たちの社会貢献を決して利潤追求と結び付けない。 言葉どおり純粋で人道主義的だ。 そのため、さらに良くて関心を引く。
韓国大塚製薬(代表取締役=ムン·ソンホ)の社会貢献活動がとりわけ目を引くのもこのためだ。 同社は27日、国際救援団体の飢餓対策と「ラオス·ナ·サンタン小学校の建築および運営支援事業」に関する社会貢献活動協約を締結した。 今回の協約は、ラオス·ヴィエンチャンのナサンタン小学校に教室を新築し、教育用機材などを後援するためのものだ。
土の上に木で建てられた「ナサンタン小学校」は、大変貧弱だ。 雨期になると、ただでさえ足りない教室が一瞬にして泥水に変わってしまう。 授業は夢にも見ることができず、子どもたちは非衛生的な環境で水因性疾病の危険にさらされる。
今後6ヵ月間進められる今回の教育環境改善事業は、そのためさらに意味がある。 教室不足で学業に制限を受ける子どもたちに、安定的な学習空間と水因性疾病を予防できる衛生的な教育環境を提供できるからだ。
韓国大塚製薬の開発途上国教育後援事業は今回が初めてではない。 2017年にはカンボジアのポロム小学校を新築したが、これに使われた費用は韓国大塚製薬の本社社屋で運営される社内カフェテリア「セムムムルホール」の運営収益金で賄われた。
セムムルホールは、単に質の良い飲料を安価で提供する職員の福祉空間の意味を超えている。 ここの運営収益金は全額、水不足国の飲み水支援事業や途上国の子供らのための教育後援事業のために使われる。 そのため、従業員らはお茶を飲む日常の小さな行動で、今すぐに世界の誰かを助けることができるという自負心で、このカフェを訪れる。
サムムルホールは2010年にオープンして以来現在までカンボジア·インドネシア·スリランカなど水不足国家に106の井戸と水タンクなどを後援し、ここの隣人がきれいで安全な水を使えるようにしている。
韓国大塚は今年も5月から、ラオス·ビエンチャン地域に管井井戸や水タンクタワー、共同水道田を設置する107番目の飲み水支援事業を進める予定だ。
韓国大塚製薬で展開している社会貢献活動は、自社の利益とは何ら利害関係のないものだ。 支援活動そのものが飲み水がなくて井戸を掘らなければならないほど貧しい国々で行われているという事実自体が、これを裏付けている。
韓国大塚製薬の社会貢献活動は、韓国だからといって例外ではない。 この会社は企業利潤を社会に還元し、韓国社会に寄与する企業としての使命を果たそうと、社会貢献活動団「五線紙 」(大塚善行守り)を立ち上げ、様々なボランティア活動や寄付活動、保健キャンペーンなどを展開している。 このような運動は個人を超えて、会社レベルのより体系的で全社的な社会貢献活動につながっている。
このほか、韓国大塚製薬が披露する質の高い社会貢献活動は、満ちている。 毎月、役職員の給与のうち5000ウォン未満の最後に会社が一定額を加えて寄付する「役職員最後の最後の寄付キャンペーン」は、11年に始めて以来、いつの間にか11年目を迎えている。
このように集まった寄付金は、全世界の子どもたちの生存と発達、教育、保護、安全できれいな環境、公平な機会提供などのために使われる。 昨年末も同社は、全役職員が参加して集めた給与の最後の約3000万ウォンをユニセフ韓国委員会に渡した。
韓国社会には多くの企業があるが、大きく見れば二種類に分けられる。 お金だけを稼ぐ企業と、お金を稼ぐ企業だ。 金儲けする企業は他人に対する小さな関心と配慮が与えるより大きな幸せと喜びを知らない。 利潤追求の手段さえ社会貢献として包装する技術に長けているだけだ。